後世に残るやきものを創る

01.

しん窯は”後世に残るやきものを創る”ことを理念に古陶磁の風合いと温かみを表現しながら、飽きのこない暮らしの器作りに取り組んでいます。

02.

多くの職人が手作業で自然の恩恵を十分に取り入れた方法で器を作っております。

03.

1976年(昭和51年)にしん窯が発表した「青花」は"藍色と白の染付のうつわ"を意味するブランド名です。 江戸時代から現代までの有田の職人の技が織りなす魅力あるうつわこそが「青花」です。

作陶工程

成形工程では、ロクロ、圧力鋳込み等で成形し、乾燥させ削り、水拭き仕上げを行う。

絵付け工程では、成形後、素焼きされた生地に、すじ引き、描き、濃み、銘描きと、それぞれ4つの工程に分かれて描く。

施釉・焼成工程では、絵付けされた生地に釉薬を掛け、ガス窯に棚組して詰め込み、ほぼ1日かけて焼き上げる。

SDGsを意識したやきものづくり

01.陶石 ~ 陶土

17世紀は有田町泉山、18世紀は熊本県天草市の陶石を陶土に加工している。 自然の石の再生の為に石から粘土にする。

02.陶土 ~ 成形

細工場成形には大きく分けて、ロクロ・鋳込・機械成形の3方法がある。成形後の残土については再生可能土と再生不可能土の2種類出る。前者は調泥の再使用が出来るが、後者はハマ用土として調泥する。よって捨て土は0である。

03.すやき

すやきは電気窯も用いて950℃で焼成する。
割れたすやきは呉須や釉薬の原料として、再生利用する。よって破損したすやきは、再利用するので廃品は0である。

04.本焼成 後の商品

本窯あがり後、選別は3段階に分ける。
良品から順で「上・ツ・ツ下」の3つである。
ツ下より悪い割れたモノは〇(マル)と言って廃棄されるが弊社ではリサイクルレンガとして再利用している。

05.赤絵窯

1,300℃で本焼成した後、色絵を施す時は、無鉛絵の具を使用して電気窯(805℃)で焼きつける。

しん窯青花のモノづくり


以上が、しん窯青花のモノづくりである。
本焼成のみLPGを気化させPGとして燃料として使用している。この時、CO2排出は、0ではないと思われる。
しかし、おおむねCO2排出は0に近く、また有資源で貴重な資源である有田や天草の陶石をムダにしないように使い切っている。