有田焼の産地・佐賀県有田町で1616年(元和2年)に陶祖・李参平によって日本で最初に陶磁器がつくられました。 有田の地に工房を構えるしん窯は、1830年(天保年間)に有田皿山・外山に創業し、鍋島藩の指導のもとに民窯として築かれました。 約100年間、新登り窯は大皿や大鉢など大物(荒物)専用の窯として焚かれました。 「新登り窯」から「新窯」と呼ばれ現在の社名「しん窯」へと引き継がれています。
1976年(昭和51年)に発表した「青花」は、”藍色と白の染付のうつわ”を意味するしん窯のブランドです。江戸時代に有田で生産され浸透した古陶磁は、色合いや形状に新鮮な魅力があり現代の暮らしにもよく合います。
敷地内の山の斜面にはかつて大物の磁器を焼き続けた「黒牟田新窯」が残っており、古窯跡として保存指定も受けている この窯は現在でもイベント時には使用しており、伝統技術を現在へと継承続けている。