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青花匠日記
手動焼成訓練
昔の登り窯と比べて今の窯焚きはコンピュータが管理してくれています。スイッチを入れるとプログラム通りに温度と還元濃度を設定数値に合わせてくれます。
実は社内で完全な手動で焚いた人は社長だけで、私達スタッフはこれまで一度も体験したことがありませんでした。台風や自然災害などで停電になると、優れた機械もただの鉄となります。幸い、これまで停電してもバッテリーに助けられていました。
そこで社長や窯の専門家の指導のもとに数名で焚くことにしました。正直緊張して慌てそうな感じでしたが、「窯焚きはどっしりと構えて挑むべし!」と社長より励まされ、理論的にもわかりやすい説明を受けました。
おかげで天候にも恵まれて、とても安定した窯焚きでした。これでいつ停電しても慌てず冷静な判断のもとに対応ができそうです。(2012/5/24)
●煙突の裏側下にある炎道です。ここを開けることにより空気の壁を作り、炉内に圧力をかけます。
●さらにレンガを外すことで炉圧をかけます。
●火を止めるまえに焼き具合をチェックするためのテストピース。通称「あげてみ~(取り出して見るという意味です)」
●ドキドキわくわくな窯出しです。
●おかげさまで自動焼成と変わらないほどキレイに焼けていました。