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青花匠日記
三越作陶展への想い
今回のサブテーマは「藍らしいうつわ」。ここ数年、お客様のご要望に応えるべく、赤や緑に黄色と、いわゆる染錦を意識して参りましたが、10回目を迎え再度原点に戻って染付の藍色を見つめ直そうと思いました。
藍と白ですが、淡い色から強い濃淡の幅の中で数えきれないほどのグラデーションが生まれます。特に手描きによる強い濃淡は独特の深みがあり、どことなく人間臭さを感じさせます。ただ、多色すぎるとメインの料理が負けてしまうこともあるから、配色には気をつけています。
ある方から「器全体の30%に絵付けすることにより、あなたらしさが出る」とアドバイスしていただきました。これからも謙虚に素直に耳を傾けて精進してまいります。(2012/2/22)
●新作の豆皿です。ご覧の通りとても小さいのですが、職人の技が光っています。