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青花匠日記

春日部・玩古庵の張子人形

埼玉の伝統工芸である張子人形を、昔ながらの製法で作られる五十嵐俊介さんと弟の祐輔さんに会ってきました。

明治初期には全国で約70軒近くの張子製作店があられたそうですが、現在は数件程度までに減少したそうです。

その中でも何とかこの伝統工芸を守り続けようと、張子職人に師事し、今に受け継がれているのです。

今では博物館の張子人形の修復を初め、全国各地での実演販売を経て、1976年に張子人形店を設立し、店舗及びギャラリー「玩古庵」を作られました。

玩古庵の二階ギャラリーは日本全国のダルマから、からくり人形まで年代を問わず、すさまじい数の郷土玩具が収蔵されてありました。

その昔、農家と武士の手仕事であった張子人形の素朴さと力強さに惹きつけられる方も多く、手作りゆえに細かい注文も受けられることから、オーダーメイドで注文される方も少なくないそうです。

あと、製作にかかせない型ですが、以前は木型が主流でしたが、工程上どうしても磨耗してしまうため、陶土製も使ってらっしゃるそうです。我々も過去においてはロクロで引いた皿などを木型に乗せて成型していました。現在は石膏型に変わりましたが、素材こそ違うものの、工程の一部に共通点があり、楽しい話で盛り上がりました。(2010/6/14)

●店構え

●店内の様子

●こちらはニ階のギャラリー

●展示されたダルマの一部です。歴史を感じさせる珍しいものがたくさんありました。

●五十嵐さんと私

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 しん窯青花 当主 梶原茂弘


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