昨日のジャンボひな人形はいかがでしたか？おかげさまで何人かの方達からお褒めの声をいただきました。今日はその製作に関わった一人の職人をご紹介いたします。

鋳込み成形担当の秋永君は入社一年目のニューフェイス。今回、地元の広報誌１月号に紹介されていますので、そのコメントを抜粋させていただきます。

『窯業技術センター時代に、大型ひな人形の鋳込み成形を担当しました。鋳込みは人形づくりの土台です。百数十回同じ作業を繰り返し、「完全なものをつくって次に繋ぐ」という責任を胸に作業にあたりました。人形は形が複雑な分、石こうへの着肉時間、乾燥、接着、いろんな面で特殊でした。センターで培われて来たノウハウはありましたが、試行錯誤の毎日。接着が済んで形になったものを見たときは、うれしさもありましたが、自分のミスが絵付けや本焼成の際の欠陥の原因になると思うと、緊張感の方が大きかったです。今はひな人形に直接関わってはいませんが、形に残る仕事が出来たことを光栄に思っています。また、最後までやり遂げたことで、精神的な部分で自分のためになりました。』

素晴らしいコメントですね。素直で謙虚な彼。今後の成長がとても楽しみです。（2007/12/28）