今日は有田歴史民俗資料館で開催中の一ノ瀬泰造写真展「有田の匂い」についてお話いたします。
武雄市で観た写真と大きく違うのは、まったく戦争とは無関係な有田の自然や祭りの写真の数々。約40年前の町並みを様々な視点で撮られています。戦地から戻り、平和の象徴としてなぜ有田にカメラを構えたのか、そしてファインダーから何を望んで撮られたのか詳しくはわかりませんが、おそらくエネルギッシュに生きるこの町を感じられたのではと思います。
もし、今でも泰造さんが生きていらっしゃったら、厳しい現状の有田のどこを撮りに見えるだろうかと考えました。(2007/11/15)