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青花匠日記
終わりのない挑戦
やきものは高温で焼締めることによって強さが生まれます。反面、温かみある釉調を目指している弊窯の製品は、高温の影響で逆に描かれた染付の絵が流れてしまいます。
ここ数週間、その限界に挑戦すべくテストを繰り返しています。温度の測定は窯内部天井の温度計によるもので、これは炉内温度にあたります。本当ならば器にその温度計を差して計ればベストなのですが、現時的に無理です。
そこで温度測定リングなるものを使います。器の側に小さいトローチみたいなリングを置いて焼きます。その収縮率で具体的な温度測定が可能となります。
毎回そのデータを取って今までより強く、優しい雰囲気の器を目指しています。(2007/6/20)