有田焼、いや焼き物業界全体にとってなくてはならない原料である天草陶石の供給がストップする日が来るかも…そんな恐ろしい事が話題になってます。

ご存知の通り焼き物業界の不況はまだ底が見えず、関連業者は苦しい経営を強いられています。消費不足にともない、その影響を受けて原料である陶石を掘る人達も減少してます。十数社あった陶石屋さんも現在わずか３社のみ。

このままいけば全て廃業に追い込まれるのは時間の問題です。これは産地にとって死活問題であり、業界全体で共通の現状認識ならびに危機意識を持たねばなりません。逆に考えれば、こういうこともなければ一握りの土の大事さも認識できませんので良いチャンスと前向きにとらえています。

この問題について近々講演会が開かれる予定で、当主の梶原もパネリストで参加いたします。（2007/5/22）