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青花匠日記

究極のラーメン鉢三周年企画

有田を代表する窯元達が一致団結で作り上げた「究極のラーメン鉢」。理解ある商社と一緒になって大事に大事に育てて参りました。おかげさまで約10万個もの販売がなされ、全国各地でも話題となりました。

そのラーメン鉢も今年で三周年を迎えたことも、ひとえにお客様のおかげだと商社・窯元共々感謝いたしております。今回、三周年を記念して3万円のラーメン鉢(レンゲ付)を作ることになり、商社からの依頼を受けて、早速各窯元がチャレンジいたしました。形状はそのままですから、加飾とデザインで勝負が決まります。これまでも数多くの力作がたくさん生まれてきましたが、3万円という高額はまさに未体験ゾーン。一メンバーの私共も他社の製品がとても気になるところです。

その話題性は高く、地元の新聞や各メディアに取り上げて頂き、期待がかかるところ。きっとお客様が驚くような作品がお目見えすることでしょう。その中で一早く弊窯の作品をご紹介いたします。

品名は染錦菱松文ラーメン鉢です。ヒシ(菱)と松の文様は古来より意匠として用いられてきました。そのモダンな菱文の中に、オメデタイ松の文様を組み合わせ図案化しました。一筆一筆描いた線の数は約2千本以上!先端部分に松の身をイメージして朱をほどこし、ほのかな色気も表現しました。描きこんでいるわりにはシンプルで、主役のラーメンをさらに惹きたてます。10年先に描けるかわからない逸品です。

この企画の詳細や発売は、販社のまるぶんさんのHPでご確認ください。http://www.marubun-arita.co.jp/(2007/04/18)

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 しん窯青花 当主 梶原茂弘


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