先月末にお葉書が届きました。数年前まで３月の三越本店の作陶展に、必ずご夫婦で応援に来てくださっていたY様からでした。お許しをいただきましたのでご紹介させていただきます。

『寒暖定まらず、老人には過ごしにくい陽気ですが、やっとマンションから桜が見えてきました。

さて先日は日本橋三越より「ハレのうつわ展」のご案内を賜り有難うございました。実は家内の入院・他界と続きまして一人になり活力を失っていましたが大分元気になりてきました。

その間、友人夫妻が何回も我が家に訪ねてきて、茶菓や食事の時に出した橋口さんの作品が素晴らしく気にいりまして、「これ」と同じような器がほしいと何回も言って帰りました。

３月１３日～１９日の作品展のハガキを３月２２日に会った時に見せましたところ、次回の作品展で求めたいので一緒に参上しようということになりました。ご多忙とは存じますが、次回の作品展のご案内をいただきたく、お願い申し上げます。

一人暮らしでは老人用食堂の利用が多いのですが、、橋口作品を気に入った友人は家族や知人が多いので、一度橋口展に連れてゆけばきっと多くの趣味仲間にPRしてくれると思い、本日のこの葉書を書かせて頂いた次第です。

今後とも案内状よろしくお願いします。

祈ご健康を　』

しばらくお見えにならないと少なからず心配していましたが、とても残念でなりません。今でも奥様の笑顔は忘れたことはありません。主婦の目線でいろんなアドバイスをいただいた様子が鮮明に残っています。この仕事に携わる喜びをいただきました。そして誇りに思いました。これからも使命感を持って日々精進いたします。

Y様本当にありがとうございました。2013/4/27