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青花匠日記

銀座三越作陶展の御礼その2

今回の作陶展でいろんな情報を得ることが出来ました。銀座店ならではのお客様。求められるアイテムとそうでないもの。配色の組み合わせなどなど。

その中でハガキでもご紹介しました飯碗について新しい発見がありました。当初、銀座三越さんより「親子」のテーマをいただいて、私なりにお父さん、お母さん、そして息子に娘をイメージしました。デザインも粋でモダンで可愛らしさプラス品格を前提に、子供から大人まで意識しました。とくに子供用はご飯粒がわかりやすいようにと、飯碗の中を朱巻と呉須巻で提案したのです。

30万部という媒体掲載のおかげでたくさんのお問い合わせをいただきましたが、意外にも高齢者の方にお気に召されたことです。声をまとめますと「食が細くなったから小さいサイズを探していた」「目が見えづらく、ご飯粒がわかりやすい飯碗を探していた」「でも中が黒色は好まない」このようなことで、総朱巻や呉須巻の飯碗が喜ばれたのです。

一般的に料理が主役なので、器の中は限りなく白が求められます。そのような固定観念を持つ私にとって、今回の試みは一つの冒険でした。しかし、結果はこの通りです。冷静に考えてみれば漆器にもあります。今後の商品開発にとって大きな収穫でした(2012/9/29)

●好評の飯碗揃い

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 しん窯青花 当主 梶原茂弘


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