先週末、第５６回日本伝統工芸展を見学してきました。三越日本橋本店７階のフロアー全体を使って展示されています。

陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・ガラスなど、全体の出品数１，８５７名（２，１６２点）のうち入選数７３４名（７３５点）で入選率３４％。内、陶芸部出品数９０９名（１，１６０点）で入選数２５６名（２５６点）。入選率２２．１％は各区分の中で一番厳しいものでした。

その中で幸いにも選ばれたわけですが、周囲の優れた作品と比べ、自分のは「硬い」「華やかさが足りない」「窮屈」「重い感じ」など反省点ばかり目に付きました。

陶芸部会研究会にも出席させていただき、酒井田柿右衛門先生・中島　宏先生・伊藤赤水先生・原　清先生他日本を代表する人間国宝の先生方より貴重な講評も聞くことが出来ました。

陶芸部だけでも１，１６０点の作品を数名で審査するわけですから、先生方も大変です。限られた時間の中で集中力を切らすことなく審査にあたられるわけですから、まさに体力勝負です。

今回、貴重な時間を与えて下さった当主夫妻に心より感謝しています。この体験を必ず次の伝統工芸展に生かせるように頑張ります。（2009/9/28）