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青花匠日記

源氏物語千年紀~紫のゆかり、ふたたび~(紫の上)

明後日12日(土)~21日(祝)の間、ドマーニ福岡さんで「インテリアと伝統美~源氏物語」のイベントが開催されます。高級インテリア家具のドマーニ様・創作屏風の和田木乃美様・プリザーブドフラワーの松尾真理子様・造園設計施工の別府梢風園様と弊窯の橋口でコラボをいたします。

その中で弊窯もたくさんの器を展示させていただきますが、特にこだわりの作品がございますので、読者の皆様にだけ先取りでご紹介いたします。

●作者コメント

光源氏が特に愛してやまなかった4人の姫君を題材として四季折々の中で表現。それぞれ描かれた花は個々の性格や生き方からとらえてみました。雅あふれる平安時代を華やかで優しく、時に強く悲しく生きぬいた様子を繊細なタッチに表し、背景の流れるような12本のラインは美しい女性の黒髪を十二単のイメージで重ねました。

●春 紫の上(むらさきのうえ)

始め紫の君、後に光源氏の妻となって紫の上と呼ばれる。紫の上には子供がなかったため、源氏が明石の君が生んだ女の子(のちに明石中宮)を紫の上の養女とし、将来の后候補として育てた。光源氏に誰よりも愛された最愛の妻であったが、複雑な気持ちで源氏の女性癖を見続けた。何度も嫉妬心を懐くが、源氏にはそれを表さなかった。六条院の春の町の主として「春の上」と呼ばれ、容貌も心ばせも完璧な女性とうたわれた。

●キーワード

 愛・強さ・誇り・完璧

●イメージフラワー

 クレマチス(精神の美)

   

明日は夏 花散里(はなちるさと)を紹介します。

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 しん窯青花 当主 梶原茂弘


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