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青花匠日記
ジャンボひな人形(職人編2)
今日は絵付け担当の伝統工芸士 角康則を紹介いたします。昨日と同様、有田広報から抜粋したコメントです。
『「絵付け・焼成」はやきもの製造の最後の工程です。ここで失敗すれば、繋いでくれた人たちに申しわけない。窯を開けるたびに「割れていないだろうか」「発色しているだろうか」と心配しどおしでした。ひな人形は7段並んでひとつです。1つが目立ってもいけないし、窯元らしさ、ひな人形らしさも失ってはいけない。全体像を想像してから、ひとつひとつ心を込めてつくっていきました。構想から完成までの期間、無事に作り上げる不安と窯元名での作品をつくる責任に悩み続けました。しかし、窯元の人たちをはじめ、いろんな人たちが期待をもって応援してくれ、「仕事とは素直に学び続けること」だと強く感じた3年間でした。』
私も釉薬掛けなど、側面からお手伝いさせていただきましたが、責任者として大変だったと思います。本当にご苦労様でした。(2007/12/29)