今日は有田ならではの伝統行事「山登り」に参加して来ました。場所は町内の八坂神社内で、朝６時前から午後３時ぐらいまで行われます。

毎年、厄年の老若男女を始めとする約千人の方達が、厄難消除・家内安全・開運を願って、参拝に訪れるのです。

もともとこの日は文化四年（西暦１８０７年）の皿山代官旧記覚書の文献に「当時盛んに山登りと称して気晴らしに各陶工職人が仕事を休み、旅行や酒宴を催す唯一の行楽であった」ようなことが記されているそうです。

また一説によれば当時、韓国の陶工達が山に登り、故国の祖先を祀り、望郷の宴を張るなどの風習に始まったともいわれているそうです。

現在でも毎年この日を同窓会や各団体の集会日と決めて、八坂神社の参拝後、小旅行に出かけるなど、山登りの習慣が根強く定着しています（2007/6/1）